事例紹介
コマース21の事例紹介です。
コマース21を選んだ理由や、課題やその背景をご紹介しています。
株式会社アダストリア様
「GLOBAL WORK」や「niko and ...」など、アパレルをはじめとした30を超えるブランドを抱え、国内外約1,400店の直営店の他、公式ECサイト「.st(ドットエスティ )」で販売網を確立する株式会社アダストリア様。
コマース21は、革新的なシステムやデータベースの構造技術を駆使することで、同社が抱える問題や課題の抜本的解決と、新たな価値創造のサポートを担っています。
株式会社アダストリア様
執行役員・マーケティング本部長 田中 順一 様(右より2番目)
マーケティング本部シニアマネージャー 本多 由美子 様(右)
DX戦略部部長 林 知果 様(左より2番目)
DX戦略部マネージャー 萱場 匡 様(左)
❝買うまで❞ ではなく、❝繋がる❞ 体験価値をお客様に提供し続ける。
未来を支える基盤で、いざ出発。
現状の課題を克服しながら、未来のニーズにも備える。
今回のECサイトリニューアルの具体的な内容と目的について教えてください。
田中様当時のECサイトの見た目も中身も古い仕組みを改め、モダンなアーキテクチャに切り替えるため、システムをクラウドに段階的に乗せ換えるなど、既存のサイトを走らせながらの抜本的なリニューアルを行いました。
林様1つの大きな塊だったサイトをマイクロサービス化し、サーバーの負荷を分散して個別最適化できれば、お客様の閲覧時や購入時のストレスを減らすことができます。また、返品もサイト上で完結できるようになるなど、細かな利便性を向上させることもできました。
田中様とはいえ、現時点ではまだ「環境が整った」と言える段階でしかなく、むしろここからがスタートと考えています。
本多様田中(本部長)が率いる船は、乗組員それぞれの役割を発揮できる大きな船に乗り換えて、いよいよ…というイメージでしょうか。
田中様未来という大海原に挑める“強くて立派”な海賊船で「いざ出発!」という、冒険漫画の始まり的なシーンですね。
以前のECサイトで抱えていた課題について、教えてください。
林様「.st(ドットエスティ) 」はいまや会員数1,600万人、売上300億を誇る巨大なECサイトです。当然、同時アクセスに耐え切れないリスクが隣り合わせでした。サイトが止まった時間の分だけ会社としては販売機会を失うわけですが、なによりもユーザーの快適な購入体験を損なうことが問題でした。ですので、運用を安定させた上で、将来的に求められる進化にも耐えうるサイトに生まれ変わらせる必要性が年々高まっていました。
田中様ユーザビリティと開発スピードの向上を両立するにはマイクロサービス化志向の新たな基盤に移し替える必要があったのですが、サイトの総入れ替えにはかなりの時間がかかります。ですので、一斉に移し替えるのではなく、段階的に新しい基盤へ移行し、既存の基盤も随時アップデートし続ける必要があり、サービスを止めない労力や難しさも課題となっていましたね。
同じ熱量と姿勢を感じながら、より良いサイトと信頼関係を構築。
課題の克服をコマース21に託した決め手を教えてください。
田中様技術力はもちろんですが、最終的には人間力ですね。もともとコマース21の製品を使っていたのですが、その最新バージョンへの大幅なジャンプアップは私たちにとっても大きな挑戦でした。私たちと同じ熱量で関わり続け、やり切ってくれると信じられるパートナーさんの存在が鍵でしたので、改めて、コマース21を選択したということです。
林様私の要望は、最新技術を取り入れた ❝今考えうる最強のECシステム❞ で、その要望の実現を担ったコマース21は相当頭を悩ませたと思います。ですが、「前例のないアイデアやテクノロジーを活かそう」というコマース21の攻めの姿勢をご提案時に強く感じたので、絶対にやり切っていただけるだろう、と信じていました。
コマース21とプロジェクトを進める過程で、抱いた印象はありますか?
本多様長いお付き合いが故ではありますが、“ツーカー”な部分があると、かねてより実感していました。私自身、システム的なことについては素人なのですが、分かりやすく噛み砕いて説明してくださる人ばかりで、今回のプロジェクトでも全てのやり取りがスムーズでしたね。
林様同時に、1つ1つ技術的な裏を取っていただきながら進められたことで、着実に歩を進められたと考えています。
業務的な関わりを超越したパートナーとして、ECの意味・概念を変える未来へ。
段階的なリニューアルに連れ、実感する効果はありましたか?
林様まず、1月のセールのアクセス集中時に出がちだった「sorry」画面が出なくなりました。
田中様これはお客様に「快適にサイトを利用していただけた」という証ですし、実際にアンケートでのレスポンスも増えています。満足度のスコアも2年前より確実に上がっていますので「地道な改善が功を奏した」という手ごたえを感じています。
御社としての今後の夢や展望、コマース21への要望を教えてください。
田中様より多くのユーザーのアクセスに耐えうるECサイトをしっかり支える基盤ができ、軌道に乗り始めましたので、次は「EC」という略語の持つ意味合い、概念そのものを変えるフェーズに移りたいと考えています。「Electronic Commerce(ネット通販)」から「Entertainment Community(エンターテイメントの共同体)」へ。お客様に“買うまで”ではなく“繋がる”体験価値を提供し続けるため、コマース21にも引き続き、一緒に走り続けて欲しいなと考えています。
萱場様私は開発終盤に参画したメンバーなのですが、だからこそ、この先が楽しみです。コマース21はインフラ面も強い会社と実感していますので、ここまで支えてくれた仲間として、開発だけでなく、より一層、運用・保守の面でもお力添えいただければと思います。
本多様大きな要望を言い出すのはいつも私…もちろんその裏には田中(本部長)がいるわけですが、これからも共々よろしくお願いします。
林様コマース21は、ベンダーさんという業務的な関わりを超越したパートナーと認識しています。今後は私たちからのお願いを実現してもらうだけでなく、より助言や提案をしてもらえる体制を整え、お互いにとってのよいものを探りながら、答えのない“この先”へ一緒に踏み出していきたいですね。
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